消費社会とカルチャー|二項対立の裏がわを探して(1/3)

メタバースえとせとら / Metaverse etc.(齋藤精一・若林恵)

28-07-2023 • 34 mins

業界をつなぐコミュニティは失われてしまったのか、?Episode10では、これまで議論してきたメタバースやファンダムエコノミーの考え方をもとに、最近の気になるニュースやコンテンツを深掘りし、議論をしていきます。第1回では、日本の芸能界のこれまでの歩みや最近のニュースから、業界の中と外をキーワードに社会の流れに思考を巡らせます。60年代以降の日本カルチャーの重要な拠点であった飯倉のレストラン「キャンティ」や坂本龍一氏の動向などをもとに、社会のあり方を考えます。

村井邦彦 (著), 吉田俊宏 (著)『モンパルナス1934』(blueprint)

・画期的だったプロデューサー主導な制作体制

・テレビに出ないアーティストに価値があった時代

・想像ができない「芸能の外」

・中央集権化に比例して大きくなる反発

・業界の中と外をつないでいた伝説のレストラン「キャンティ」

・消費文化の中でカルチャーはいかに変容したのか

・ジャネット・ジャクソンとJAL

・坂本龍一さんが目指した「アウターナショナル」

・重層化しているグローバリズムとナショナリズム

etc…


【この番組「メタバースえとせとら」とは】

メタバース・ファンダム・クリエイターエコノミー・NFT......Web2.0からWeb3へ急速に移行する流れの中で、次世代インターネットは今後どんな動きをみせるのか。パノラマティクス主宰の齋藤精一と黒鳥社の若林恵が、海外ニュースを通して読み解くポッドキャストです。


【出演しているのは】

齋藤精一|Seiichi Saito パノラマティクス主宰 1975年神奈川県生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からニューヨークで活動を開始。06年株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。16年から社内部門「ライゾマティクス・アーキテクチャー」を率い、20年組織変更では「パノラマティクス」と改称。行政や企業などの企画、実装アドバイザーも数多く行う。2018-2021年グッドデザイン賞審査委員副委員長。2020年ドバイ万博 日本館クリエイティブ・アドバイザー。2025年大阪・関西万博People’s Living Labクリエイター。

若林恵|Kei Wakabayashi  黒鳥社コンテンツ・ディレクター平凡社『月刊太陽』編集部を経て2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社設立。著書・編集担当に『さよなら未来』『次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方』『GDX :行政府における理念と実践』『だえん問答 コロナの迷宮』『働くことの人類学【活字版】』など。「こんにちは未来」「blkswn jukebox」「音読ブラックスワン」などのポッドキャストの企画制作でも知られる。


【お届けしているのは】

黒鳥社は、いまの当たり前を疑い、あらゆる物事について、「別のありようを再想像(Re-Imagine)する」ことをミッションに、書籍、ウェブ、ポッドキャスト、イベント、旅などメディアを問わず、さまざまなコンテンツを制作しています。

Panoramatiksは、社会を良い方向に動かすクリエイティブアクションを続けていくため、これまで繋がらなかった領域を横断して組織や人、行政や業界を繋ぎ、新しい仕組みからつくり、実装しています。

企画制作:黒鳥社

音楽:HAIOKA(produced by Junichi Takekawa)

録音・編集:山口宜大(Magic Mill Studio)