【使える経営学2-15】理解のメカニズム―見えと視点―

研究室でおしゃべり!ラジオde経営学

20-01-2023 • 34 mins

【テーマ】

行動することが「理解」につながる?

暗黙知をおさらいしつつ、見えと視点の概念をもとに「理解」をさらに紐解いていきます。


【内容】

・おさらい…優秀な人はどのような人なのか。理解できているからこそ自分事としてとらえ、自ら行動しようと思える。暗黙知とは。

・見え…対象があるからこそ、自分がどういう立ち位置なのかわかる。

→暗黙知の構造と同様。

・視点がどこに置かれるかによって見え方が変わる。

=どこから見るかによって見え方が違う。

・理解にとって重要なのは、複数の視点から動的(ダイナミック)に見ること。

→動くこと(対象との関係性が変わること)によって理解が深まる。

・視点を変えて、「なる」ことを通じて、理解をする。相手の立場に立って考える。

→まず何かに「なる」モードで世の中を見ることが重要。

・見えたら、問うことが重要

→「見る」ことで具体的になぜそうなのかを発見する。

→理解することによって次の行動が生まれる。

・「なる」ことが得意な人と、「見る」ことが得意な人

・「なる」と「見る」(行って帰ってくる)の順番が重要。

→理屈が先(手がかりを先に与えられる)、行為が後の場合は、「できる」だけになってしまう。

→「わかる」ひとは、できている上に、なぜできているかも理解しているため、より優秀である。


【参考文献】

・宮崎清孝・上野直樹『視点 ―コレクション認知科学3―』東京大学出版会,2008年

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【関連エピソード】

【使える経営学2-10・2-11】組織的知識創造(1・2)

【使える経営学2-14】理解のメカニズム―暗黙知―


【出演】

佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授)

くにえだ(佐藤ゼミOB)


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