研究室でおしゃべり!ラジオde経営学

社会人佐藤ゼミ

経営学者の佐藤大輔先生と佐藤ゼミOBが、「明日の実践につながる経営学」をテーマにお届けするポッドキャスト。 毎日の仕事や生活に関する悩み事や困り事について経営学的な知見で考え、 自分なりの解決方法やよりよい実践方法を探っていきます。 ♪毎週金曜夜に更新♪ ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 各社配信プラットフォームへのリンクはこちら https://lit.link/dsksth ■おたよりフォーム https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 ■番組Twitter https://twitter.com/keieigaku_radio ■佐藤大輔先生が出演する動画 (FUTA LABO制作) https://www.youtube.com/channel/UC4eIf2gnSBlXpXBEV3cnNOQ/featured read less

【使える経営学2-19】理解と行為(3)
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【使える経営学2-19】理解と行為(3)
【テーマ】 マネジメント―自分なりの答えを引き出す―   【内容】 ・おさらい:管理とは何か。管理は即効力はあるが、限界も。 ・やるべきこととやりたいことが繋がっていない。本質的に理解していることが重要。 ・マネジメントは見え先行方略→自分なりの理解に繋げる。 ・マネジメントの質を上げるには。 →マネジャーは原因と理由を問う。トートロジーにならないように注意。 →本人なりに納得いく答えを引き出す。 →“正解”を押し付けてはだめ。“正解”は自分なりの理解ではない。 ・優れたマネジャーは伴走者である。一緒に考える。 ・管理とマネジメントは使い分けが重要。 ・部下から見当違いと思われる答えが出た時はどうするか? →外的・内的妥当性と原因・理由が担保されているか?意識して問いかける。 ・管理一辺倒の現場に、マネジメントを急に持ち込むと部下が戸惑う。 →伴走者という存在がありえない状態になっている。中長期的にコミュニティを変えていく取り組みが必要。 ★使える経営学シリーズ2をたくさん聴いていただきありがとうございました!★   ■関連エピソード #10 経営学と実践の関係―理解の順序― #41  暗黙知と理解の順序 【使える経営学2-8・2-9】組織認識論(1・2) 【使える経営学2-14・2-15】理解のメカニズム(暗黙知・見えと視点)   ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9   【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
【使える経営学2-18】理解と行為(2)
1w ago
【使える経営学2-18】理解と行為(2)
【テーマ】 管理の仕事―優れた仮説を構築する―   【内容】 ・おさらい:管理もマネジメントも、その背景には理解がある。 →管理者は“見え”と“手がかり”の両方を見つけなくてはならない。 ・管理者だけでなく、営業、マーケティングの場面でも使える説得力のある説明とは。 ・手がかりの見つけかた→問いと仮説で考える。 ・学術的なアプローチによる、優れた仮説の構築。 ・手がかり(仮説)には2種類ある。両方が揃うと隙の無い説明になる。 ①   具体的な諸特徴=客観的な根拠。物理的。原因にあたるもの。   例)〇〇が入っているから。 ② 経験に訴えかける=主観的。ストーリーや想い。理由にあたるもの。   例)△△さんが「毎日飲んでいる」。 ・それでも怪しさが拭われないのはなぜか? →手がかりは万人にとってそうでないと、妥当性が低くなってしまう。 →仮説の妥当性を高めることが重要。 ・内的妥当性:因果関係の確からしさ。 ・外的妥当性:一般的な確からしさ。他の人、他のケースに当てはまるか?   ■関連エピソード 【使える経営学2-8・2-9】組織認識論(1・2)   ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9   【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
【使える経営学2-17】理解と行為(1)
17-03-2023
【使える経営学2-17】理解と行為(1)
【テーマ】 「管理」のまとめ―人を理解・納得させるには― 【内容】 ・管理:即効性がある。 ・マネジメント:時間も手間もかかる。 ・管理もマネジメントも、人を理解・納得させる取り組み。 →時と場合によって使い分けることが重要。 ・世界観と見本例。2つのアンカー(組織認識論)。 ・わかりあえない時の構造…見え方の違い。 ・理解の構造を使えば相手を説得できる。 ・良いプレゼンとは、説明の順番と手がかりの秀逸さ。 ・管理のクオリティ=手がかりのクオリティ。 ・管理者の仕事とは、手がかりを見つけること。自分自身が理解できているか。 →問いと仮説で考える。仮説の質を上げる。 ・ビジネスは研究である。学術の知見を応用できる。 ■関連エピソード 【使える経営学2-8・2-9】組織認識論(1・2) ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
*雑談編4*学ぶために行動する―問いはどのように生まれるか―
10-03-2023
*雑談編4*学ぶために行動する―問いはどのように生まれるか―
・上司や同僚がいない場合の暗黙知の獲得方法について。 ・どのように仕事を覚えたか?「教えられ」と「学び」の違い。 ・調べようと思える問いを持てるかどうか? →問題にぶつかっているかどうか? →重要なのは、調べなくてはならない状況になるまで行為したということ。 ・問える時点で、ある程度仮説が見えている。 ・学ぶためには行動することが必要。 →行為、経験のなかにいることで気付きや問いが生まれる。 ・正解を知らなくても、楽観的に行動して良い。 →自分なりの答えで行為する過程で必要な情報を手に入れることも。 →そのほうが納得できるし、既存のやり方より良くなる可能性も。 ・調べて出てくる知識は「正解」。どんどん使えばよい。 →本当に必要なことは調べても出てこない。 →「正解」は自分のオリジナリティを減らすものにはならない。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いわお・くにえだ(佐藤ゼミOB) ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9
*雑談編3*キャリア選択につきまとう「正解」感とは
03-03-2023
*雑談編3*キャリア選択につきまとう「正解」感とは
・学部卒業後すぐに起業したゼミOBがゲスト。 ・自分が納得できるキャリア選択。 ・やりたいこと、楽しいことと仕事を結び付ける。 ・理解できていることは楽しいと感じられるし、やりたいと思える。 ・やるべきことを押し付けられると、潰れてしまうことも。 ・人の目や評価が気になるという問題。 ・起業したての頃は、周りからみると何をしているのかわからない状態。 ・自分はいったい何者なのかという定義ができているか? ・一般的に正しいと言われる「正解」とは異なる生き方。 ・自分なりの答え(=仮説)で生きる。 ・確実な担保がある「正解」にすがりたくなるのは、言い訳ができるから。 ・「正解」にすがると、やりたいこと(自分の納得がいくこと)ができない。 ・本を読む、インタビュー動画を見るなどで多様な生き方を知る。 ・「正しさ」に対する違和感。「正解」とされるものに対し、疑いの目を向ける。 ・正解を作るのは自分である。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いわお・くにえだ(佐藤ゼミOB) ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9
#43 「管理」ではなく「コントロール」になっていないか?
24-02-2023
#43 「管理」ではなく「コントロール」になっていないか?
【テーマ】 ほとんど説明をする間もなく、部下や後輩に仕事をしてもらわなくてはならない場面ってありますよね。 適切な「管理」の方法について、おたよりをもとに考えます。 【内容】 ・「管理」は合理的、効率的に仕事を進めるために必要な方法。 →時間に追われて「管理」が多くなるが、長期的な人材育成を考えると、本当にこれでいいの? ・「管理」と「マネジメント」はどちらも大切。 ・「管理」にも2種類ある。 ① 強制的な管理 →すり替えの理解。(例:「仕事だから」「お金のためだから」)。 →指示を出す際に根拠が組み込まれていない。「マネジメント」に移行するのは難しい。 ② 理屈上の理解を促す管理 →根拠を与える(説得力のある説明を尽くす)。「マネジメント」に移行しやすい。 ・説明を尽くさないのは、「管理」ではなく「コントロール」。 ・「管理」と「マネジメント」では理解の仕方が異なる。 ・マネジメントにおいては、自分が思っていることを、自分の言葉で根拠を含めて説明することが重要。 ・良い職場、自分らしく働ける職場とは。 ■関連エピソード #4 「マネジメント」と「管理」の違い #5 マネジメントは学び合い #40 管理職のあり方とは―創造性との両立― ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
【使える経営学2-16】アフォーダンス
17-02-2023
【使える経営学2-16】アフォーダンス
【テーマ】 ひらめきの源泉とは何か?ひらめくためには条件がある? 【内容】 ・おさらい…創造性や理解に至るメカニズムはどのようなものか? ・手がかりを与えるよりも、本人に考えさせるほうが自分なりの理由を発見できる。 →包括的な理解が可能になる。 ・クリエイティビティ、ひらめきの源泉は、気づき。 ・違和感を抱く力。優れた問いを見つける力。 →見え(そう見える状態)の生成には、感じることが大切→どうする? ・アフォーダンス。人を突き動かす。 ・探索的活動→私たちは目的が無くても行為できる。見えの生成が起こる。 ・遂行的活動→目的がある場合は他のことに気付きにくくなる。 ・探索的活動こそが新しい発見の肝である。 【参考文献】 佐々木正人『新版 アフォーダンス ―岩波科学ライブラリー234―』岩波書店,2015年 https://amzn.asia/d/hijyrVh 【関連エピソード】 *「ひらめき」とは何か*科学系ポッドキャストの日 ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) くにえだ(佐藤ゼミOB)
#42 経営学の関連書籍―入門書&「理解」編―
10-02-2023
#42 経営学の関連書籍―入門書&「理解」編―
【テーマ】 経営学に興味を持ち始めたけど、自分で勉強する場合はどんな本がいいの? 「理解」や「暗黙知」についてもっと詳しく知りたい場合は何を参照すればよい? 私たちの独断と偏見で、雑談しながらおすすめ本を紹介します。 【登場した書籍】 ・マイケル・ポランニー『暗黙知の次元』(高橋勇夫訳)ちくま学芸文庫,2003年 https://amzn.asia/d/iGyzgeU ・村上陽一郎 ・銀林浩・三宅なほみ・ M・コール ・ 佐伯胖『理解とは何か ―コレクション認知科学2―』東京大学出版会,2015年 https://amzn.asia/d/gw3ISZD ・佐々木正人『新版 アフォーダンス ―岩波科学ライブラリー234―』岩波書店,2015年 https://amzn.asia/d/hijyrVh ・加護野忠男・吉村 典久『1からの経営学』 https://amzn.asia/d/8VpLR9F (2021年に第3版が出版されています。https://amzn.asia/d/cNy6vI6 ) ・中原淳『職場学習論―仕事の学びを科学する―』東京大学出版会, 2018年 https://amzn.asia/d/b9xxN8E (2021年に新装版が出版されています。 https://amzn.asia/d/9IxHrMa ) ・桑田耕太郎・田尾雅夫『組織論 補訂版』有斐閣,2010年 https://amzn.asia/d/97JIdpk ・加護野忠男『新装版 組織認識論―企業における創造と革新の研究―』千倉書房,2011年 https://amzn.asia/d/1EEeh0f ・野中郁次郎・竹内弘高『知識創造企業』(梅本勝博訳)東洋経済新報社,1996年 https://amzn.asia/d/2XWOgIq (2020年に新装版が出版されています。https://amzn.asia/d/1bv6Jrk ) ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
#41 暗黙知と理解の順序
03-02-2023
#41 暗黙知と理解の順序
【テーマ】 手がかりや理論を与えられると、主体的に関わろうと思えなくなる? おたよりをもとに、暗黙知についてかみ砕きます。 【内容】 ・なぜ「暗黙知」という表現になったのか。 ・言葉で伝えることができる事柄はほんのわずかである。 ・暗黙知と形式知。 ・根拠は作るものである。 ・理解の順序。先に手がかりを与えられると、本当の理解には至らない。 ・仮説の妥当性を高めるための勉強。 ・理論を深く知ると、新しいものに気付きにくくなる。 ・問うことは、当事者として(主体的に)取り組むこと。 ・それは本当にあなたの「見え」ですか? ・自分なりの答えを探ることと、創造性。 ■関連エピソード #10 経営学と実践の関係―理解の順序― 【使える経営学2-10・2-11】組織的知識創造(1・2) 【使える経営学2-14・2-15】理解のメカニズム(暗黙知・見えと視点) ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
#40 管理職のあり方とは―創造性との両立―
27-01-2023
#40 管理職のあり方とは―創造性との両立―
【テーマ】 管理職が一人で頑張る必要はない!? プレイヤーからマネジャーになるときのお悩みについて、おたよりをもとに考えます。 【内容】 ・役職がついた時、初めて管理職になった時に悩みを抱える方は多い。 ・開発という部署ならではのマネジメント。創造性、アイデア創出。 →ゴールが見えにくい。作業組織との違い。 ・中間管理職になる場合は、上から目標が明確に示される。 ・「管理」と「マネジメント」の違い。 ・マネジメントと管理は二者択一ではない。バランスが重要。 ・部内のコミュニケーションに関する課題感。 ・コミュニティ。徒弟制度。一緒に考える。 ・部下の成果を引き上げる。マネジャーは一人で頑張る必要はない。 ■関連エピソード #4 「マネジメント」と「管理」の違い #5  マネジメントは学び合い ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
【使える経営学2-15】理解のメカニズム―見えと視点―
20-01-2023
【使える経営学2-15】理解のメカニズム―見えと視点―
【テーマ】 行動することが「理解」につながる? 暗黙知をおさらいしつつ、見えと視点の概念をもとに「理解」をさらに紐解いていきます。 【内容】 ・おさらい…優秀な人はどのような人なのか。理解できているからこそ自分事としてとらえ、自ら行動しようと思える。暗黙知とは。 ・見え…対象があるからこそ、自分がどういう立ち位置なのかわかる。 →暗黙知の構造と同様。 ・視点がどこに置かれるかによって見え方が変わる。 =どこから見るかによって見え方が違う。 ・理解にとって重要なのは、複数の視点から動的(ダイナミック)に見ること。 →動くこと(対象との関係性が変わること)によって理解が深まる。 ・視点を変えて、「なる」ことを通じて、理解をする。相手の立場に立って考える。 →まず何かに「なる」モードで世の中を見ることが重要。 ・見えたら、問うことが重要 →「見る」ことで具体的になぜそうなのかを発見する。 →理解することによって次の行動が生まれる。 ・「なる」ことが得意な人と、「見る」ことが得意な人 ・「なる」と「見る」(行って帰ってくる)の順番が重要。 →理屈が先(手がかりを先に与えられる)、行為が後の場合は、「できる」だけになってしまう。 →「わかる」ひとは、できている上に、なぜできているかも理解しているため、より優秀である。 【参考文献】 ・宮崎清孝・上野直樹『視点 ―コレクション認知科学3―』東京大学出版会,2008年 https://amzn.asia/d/0kszHsm 【関連エピソード】 【使える経営学2-10・2-11】組織的知識創造(1・2) 【使える経営学2-14】理解のメカニズム―暗黙知― 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) くにえだ(佐藤ゼミOB) ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9
【使える経営学2-14】理解のメカニズム―暗黙知―
13-01-2023
【使える経営学2-14】理解のメカニズム―暗黙知―
【テーマ】 「理解」できていることがなぜ重要なのか?どのような状態のことを指すのか? 暗黙知の概念をもとに紐解いていきます。 【内容】 ・おさらい…優秀な人はどのような人なのか。自律性、創造性において大切なのは理解。 →理解できているからこそ自分事としてとらえ、自ら行動しようと思える。 ・マイケル・ポランニー…暗黙知 包括的理解をしている状態(完璧にわかっている)=暗黙知を獲得している状態。 ・近接項(近位項)と遠隔項(遠位項)。 →近い物と遠い物の立体的な見方が、理解。 ・手元に来る情報を通じて、向こう側に何があるのか想像している。 ・包括的な理解ができるときには4つの特徴がある。 ① 機能的側面:近接項から遠隔項へ意識を向けている(焦点を当てている)。 ② 現象的側面:遠隔項に気付いたからこそ近接項に何があるか気づける。 ③ 意味論的側面:近接項から遠隔項に注目することによってはじめて近接項が意味を持つ。 ④ 存在論的側面:近接項と遠隔項の間に打ち立てられる関係性。 ・問いと仮説で考えること。 →なぜそうなのかを問うて、その源泉に気付けることが理解。 →近接項を発見していないと理解とは呼べない。 →問わなければわからない。「知っている」のは見ているだけ。 ・近接項と遠隔項を往復した状態が包括的理解=暗黙知を獲得している。 【参考文献】 ・マイケル・ポランニー『暗黙知の次元』(高橋勇夫訳)ちくま学芸文庫,2003年 https://amzn.asia/d/bF5Hjom 【関連エピソード】 【使える経営学2-10・2-11】組織的知識創造(1・2) ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) くにえだ(佐藤ゼミOB)
*特別編7*事業承継は“経営”そのもの―意味のバトンを繋ぐ―
30-12-2022
*特別編7*事業承継は“経営”そのもの―意味のバトンを繋ぐ―
【テーマ】 事業を上手に引き継ぐことで、発展的で創造的な経営が可能になる…? ゲストに来ていただき、社会的な課題となっている事業承継についてお話ししました。 【内容】 ・たけもと農場の取り組み。六次産業化。リゾットセット(リゾットマンマ)。 ・マーケティングの課題。お店の味=楽しみを買っている。面白いコンテンツ。好きという感覚。 ・食の多様化。社会の情勢に合わせたものを作る柔軟性。 ~*~本題を前に盛り上がっておりますが、後半のお話しと繋がるので通して聴いていただけると嬉しいです~*~ ・21:00頃~ 竹本さんが事業承継を推進している理由。 ・想いがこもっているからこそ、システマティックに、簡単には承継できない。 →事業承継の難しさ。ビジネスは人の取り組みであり、有機的。 ・『今日からはじめる農家の事業承継(2万人の跡継ぎと考えた成功メソッド)』の出版。 →100人100通りの承継の形がある。一歩踏み出すきっかけに。 ・経営学:サクセッションという概念(1980年代~)。 ・ビジネスとして“意味”のある商品やサービスを考える=事業承継と関連。 →自分にとって面白い(意味がある)ことが何か気が付く。 →事業承継の問題はより深くなる(高次元になる)。 →ネガティブな問題ではなく、重要な課題としてポジティブに取り組むとよいのでは。 ・先代が切り開いてくれたからこそ、発展的、創造的な経営ができる。 ・先祖代々からのバトンを繋いで、みんなで遠くに行く。 →事業の継続性。一代でできる展開には限界がある。 →上手く引き継がなければ事業は大きくならないし、生き残れない。 ・視点を共有できる人へ引き継ぐ。視点を共有する取り組みを丁寧に行うことの重要性。 ・第三者承継の課題。よくわからないビジネスを継ぐ気にはならない。 →企業の人材確保の課題と同様。事業そのものの魅力を定義できていないし、伝えられていない。 ・たけもと農場のインターンシップの好事例。 →先に行為や経験をして、自分なりの楽しみを見つける。 ■たけもと農場 https://okomelove.com/ ■竹本さんのnote https://note.com/sho5takemoto/ ■青いTシャツ24時―シン現代農業論―(Podcast) https://anchor.fm/aot 【出演】 竹本彰吾さん(有限会社たけもと農場・代表) 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) くにえだ(佐藤ゼミOB) ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9
【使える経営学2-13】自己決定理論―自律性―
23-12-2022
【使える経営学2-13】自己決定理論―自律性―
【テーマ】 高いモチベーションを維持して仕事や勉強に取り組むことは可能なのか?管理的な手法の限界とは。 【内容】 ・反省的実践家のおさらい。応用と反省の両方を上手くやるのが最強で、そこには創造性が隠れている。 ・創造性と自律性は近い概念。 ・外発的動機づけと内発的動機づけ。 ・自己決定理論(エドワード.E.デシ、リチャード.M.ライアン) →外発的動機づけと内発的動機づけの二分法ではなく、その間には段階がある。 ・取り入れ的調整:消極的、義務的にタスクへ取り組む。 →やるべきということが理屈上はわかる。誰かに言われてやる。<外発的動機づけ> ・同一化的調整:自分にとって大切、必要だと思うからやる。 →主観的に理解されている。自分にとっての意味を見出して取り組んでいる。<外発的動機づけ> ・内発的調整:自分から楽しんでやっている、自律的な状態。 →誰も見ていなくても、ただ楽しいから取り組んでいる。<内発的動機づけ> ・管理者は部下に対して同一化的調整(少なくとも取り入れ的調整)を促すのが良い。 →そもそもこの仕事にどういう意味があるかを伝える。共感を呼ぶ取り組み。 ・管理職になった時に戸惑うのは、外発的動機づけではやっていけないため。 →自分でやりたいことを生み出すのが管理者。上から来た指示を部下に流すのであれば、ほぼ従業員と同じ…。 ・“管理”は目的に対して最も合理的な手段を選択すること。 →同一化的調整を超えられない(自律的ではない)。管理的なアプローチの限界。 →マネジメント的なアプローチにより、当初の目的を忘れて「楽しくてのめり込む」ことができる状況をつくることが重要。 ■関連図書 ・櫻井茂男『自ら学ぶ意欲の心理学―キャリア発達の視点を加えて』有斐閣,2009年 ■関連エピソード #16マネジメントの概念が注目された背景 【使える経営学2-5・2-6】変革の組織学習(1・2) *「ひらめき」とは何か*科学系ポッドキャストの日 ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) くにえだ(佐藤ゼミOB)
【使える経営学2-12】優れた人に求められる能力とは
16-12-2022
【使える経営学2-12】優れた人に求められる能力とは
【テーマ】 仕事ができる人ってどんな人?自分のタイプを見極めて鍛えれば最強になれる⁉ 【内容】 ・優秀な人ってどんな人?優秀さにも種類がある。 ・仕事ができる人=与えられたタスクをちゃんとこなせる人? →では、そのタスクは誰が考えるの? ・反省的実践家(ドナルド・A・ショーン) ・技術的熟達者→与えられた知識や既存の理論を応用する力のある人。伝統的に優秀とされてきた。 ・反省的実践家→自らやりたいことを生み出して能動的、自律的に行為する人。行為の後に省察する。 ・武器の達人と素手の達人。 ・最強パターン→理論で太刀打ちできなくなった時に、本を広げて自分なりの理論を構築する人。 ・自分なりの理論=アイデア(創造性)。 →問いと仮説、応用力と反省力(創造性)で勝負する。 ・人はたいてい技術的熟達者か反省的実践家のどちらかのタイプに寄っている。 ・既存の理論を応用せずに行為しても、新しいアイデアを生み出しにくい。 →多くの場合、他の人が同じことを考えてもうやっている。 →勉強することで最先端の問いに気付きやすくなる。 ■関連エピソード #24 人材育成―武器の達人と素手の達人― #38 “よい人材”を確保する―後編・育成― ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) くにえだ(佐藤ゼミOB)
#39 安易にスタッフ職を増やしていないか?―合理的な組織とは―
09-12-2022
#39 安易にスタッフ職を増やしていないか?―合理的な組織とは―
【テーマ】 スタッフ職や管理職ばかり増えるのには根本的な要因がある!? リスナーさんからのおたよりをもとに考えました。 【内容】 ・ラインアンドスタッフ組織に関連したおたよりの紹介。 ・能率の高い組織、合理的な組織とはどのようなものか。おさらい。 ・スタッフ部門が増えるのは、組織が大きくなるというのが前提。 ・専門スタッフと管理スタッフ。 ・従来の人員を従来の能力のまま抱えておくのはきつい。 ・リストラして再教育することの必要性。 ・企業がビジネスを成功していない!? →新しい事業が生まれていないため悪循環が起こる。 →仕事が増えていればライン部門の人員を減らさなくても良いのでは。 ・人材確保が企業の一番の悩みであるはずなのに、従来の組織では人材が余っている。 ・人材の流動化。新しい知識やスキルを身につける必要性。 ・組織に依存したキャリア。 ・若い世代のキャリア感が変わってきていることを上の世代が認識する必要がある。 ・学ぶチャンスはたくさんある。 ■関連エピソード 【使える経営学 #14】役割分担のシステム 【使える経営学 #15】最も能率の高い組織形態とは #36 リストラの本質―何のために人を減らすのか― ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
#38 “よい人材”を確保する―後編・育成―
02-12-2022
#38 “よい人材”を確保する―後編・育成―
【テーマ】 入社してから伸びる人と伸びない人がいるけれど、その違いは何だろう? リスナーさんからのリクエストをもとにおしゃべりした回の後編です。 【内容】 ・面接の際に“伸びしろ”はわかるのか? →そもそも職種や仕事の内容で、合う・合わないがあるのでは。 ・人間の成長にはその人のタイミングがある。 →スイッチが入るタイミングは人それぞれで、コントロールしにくい。 →管理者は待つしかないが、その時のために成長をさせる準備は必要。 ・管理とマネジメント。 ・会社がそもそも何をやりたいのか、部下に理解してもらうのが管理者の仕事。 →お客様に対して自社を理解してもらうよう働きかけるのと同じ。 ・伸びる人、伸びない人の問題について。 →理解のメカニズム(理解のアンカー)を達成できているかどうか。 ・人は、行為先行型と理屈先行型の2つのタイプに分類できる。 →成長させるためには、どちらの型か見極めて、その逆の型をやるよう促す。 ・分からなそうな様子の人に対する働きかけ方について。 ■関連エピソード #5 マネジメントは学び合い #19 期待の落とし穴 #24 人材育成―武器の達人と素手の達人― ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
#37 “よい人材”を確保する―前編・採用―
02-12-2022
#37 “よい人材”を確保する―前編・採用―
【テーマ】 優秀な人材、自分たちの組織に合う人材に巡り会うためにはどうすればよいのか? リスナーさんからのリクエストをもとに考えました(前編・後編に分かれています)。 【内容】 ・人材確保は社会的な課題→そもそも自社を受けてくれない。優秀な人がとれない。採用しても自社に合っているかどうかわからない。 ・3年以内離職率→「いい人をとる」のは重要なこと。合う合わない ・採用側が候補者に行うアピールは適切か?中小企業は待遇では大企業に勝てない。 ・採用面接で尋ねる内容に意味はある? →学生は働いたことがない。自己分析は仕事ではない場面を振り返っている。 ・採用には経営学の知見も活用できる。 →組織文化の測定(官僚文化、家族文化、イノベーション文化、マーケット文化)。 ・企業と候補者のマッチング→自社を受けてももらえないという企業側の悩みの解決。知ってもらうチャンス。 ・自社の文化を分析し、どのような人が合うのかを客観的に見ることが必要。 ・採用面接のときに何を質問すればいいのか? →最大限の情報公開をして、相手に判断してもらう。 →自社に関する動画を作ると、入社して失敗したくないと考える人は見てくれる。 →候補者にとっては、その企業の空気感、雰囲気、何を大切にしているかが重要。 →候補者が集まったら、タスクに耐えられるかどうかは学歴を基準にするとよい。 ※後編に続きます! ■参考文献 ・キャメロン・キム・S.クイン・ロバート・E.『組織文化を変える―「競合価値観フレームワーク」技法』(中島豊監訳)ファーストプレス,2009年 ※会話のなかで出てきた診断ツール(アンケート)に関して、現在こちらの書籍およびWEBで閲覧できるかどうかは確認がとれておりません。ご了承ください。(2023年1月追記:現在、書籍・WEBとも診断ツールの閲覧およびダウンロードはできない状態です。ご了承ください。) ・服部泰宏『採用学』新潮社,2016年 ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
【使える経営学2-11】組織的知識創造(2)
25-11-2022
【使える経営学2-11】組織的知識創造(2)
【テーマ】 組織においても個人が大事ってよく言うけど、具体的にどういうこと? 【内容】 ・組織に優秀な個人がいれば、知識創造に向かっていく。 →優秀な人は何ができるのかを改めて整理。 →育成のしかたに関わること。 ・知識には、暗黙知と形式知の2種類がある。 ・暗黙知:主観的な知、経験的な知、身体で覚える知識。 ・形式知:客観的な知、理性的な知、言葉に落とし込める知識。 ・優秀な人は、暗黙知と形式知を移行させられる。 →表出化をしようと思えることが重要。 ・暗黙知から形式知への、知の形の転換は一人の人間のなかでしかできない。 ・コンセプトで教えられただけではピンとこない →やってみようとする(内面化)。人に伝えるために言葉にしようと思えることが重要。 ・暗黙知→形式知→暗黙知。教えと学びの繰り返し。 【前回のポイント】 ・SECIプロセス…4つのフェーズ ① 共同化(Socialization):経験を共有することによって新たな暗黙知を創造。言葉は使用しない。 →暗黙知から暗黙知へ。 ② 表出化(Externalization):暗黙知を明確なコンセプトに表す。(「ひねり伸ばし」) →暗黙知から形式知への転換。 ③ 連結化(Combination):コンセプトを組み合わせて一つの知識体系を創り出す。技術的知識とコンセプトの結合。 →形式知から形式知へ。 ④ 内面化(Internalization):プロトタイプづくりとその作動。行動による学習を通じて、経験的な知識としての暗黙知を獲得する。 →形式知から暗黙知へ。 ・野中郁次郎・竹内弘高『知識創造企業』(梅本勝博訳)東洋経済新報社,1996年 ■関連エピソード #16マネジメントの概念が注目された背景 【使える経営学2-5・2-6】変革の組織学習(1・2) *「ひらめき」とは何か*科学系ポッドキャストの日 ■Amazon・Apple・Spotify・Anchor・Google・KKBOXから配信。 ご利用のプラットフォームで当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 https://lit.link/dsksth ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 https://forms.gle/RXaNCaxWHtZMaGni9 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)