スマホで手軽に「ことら送金」、割り勘にも便利 専用アプリも不要

REINAの「マネーのとびら」(日経電子版マネーのまなび)

07-12-2022 • 20 mins

日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の宮田佳幸・マネーのまなび面編集長です。

今回のテーマは「スマホで手軽に送金」です。2022年10月から、個人名義の銀行口座から銀行口座へスマホを使って手軽に送金できる「ことら送金」というサービスが始まりました。どんな特徴があり、どんな時に使うと便利なのでしょうか。

ことら送金のサービスには現時点で31の銀行が参加しており、1回10万円まで送金できます。手数料は各銀行が決めることになっていますが、今のところ31行すべてで無料です。一般的な銀行の口座振込の場合、1回数百円の手数料がかかることが多いのに比べると、無料というのは魅力的です。ことら送金には専用のアプリも存在せず、送る側・受け取る側がそれぞれインストールしておくような手間がかからないのも長所でしょう。

友人との飲み会で支払いを割り勘にする時など、現金のやり取りをせず、ことら送金を使えば便利そうです。もう一つ、意外と需要が大きそうなのが、複数の銀行口座を使い分けている人が自分の口座間で資金を移動させる場合です。例えば、給与受取口座から毎月、給料日にATMを使って現金を引き出し、別の銀行口座にATMで入金している、という人も多いと思います。この場合、ことら送金を使って送金すれば、給料日のATMの行列に並ばなくても済みます。

番組後半の人気コーナー「American Money Life」では「年末商戦」について、アメリカ生活が長いREINAさんに聞きました。最近、日本でも少しずつ定着しつつある「ブラックフライデーセール」はもともと、11月の第4金曜日の当日だけか、週末までの3日間程度しかなかったそうですが、「最近はどんどん長期化していて、年末までずっとセールをやっている感じ」とREINAさん。今年のブラックフライデーセールでは料理用のハンドミキサーを50%オフで購入したそうです。話題は日本のおせち料理商戦から、アメリカの家庭でクリスマスに食べる料理へと広がりました。果たしてREINAさんは毎年クリスマスにどんな料理を食べていたのでしょうか。