医療費負担を減らすあの手この手 診療代、薬代、確定申告…

REINAの「マネーのとびら」(日経電子版マネーのまなび)

22-02-2023 • 20 mins

日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の宮田佳幸・マネーのまなび面編集長です。

今回のテーマは「医療費負担を減らす方法」です。医療費や薬代の自己負担額は、ちょっとした手間や工夫で減らすことも可能です。支払った医療費の一部を確定申告で取り戻すのも重要です。

医療費の負担を減らす方法としてまず挙げられるのが「かかりつけ医」を持つことです。かかりつけ医を決めて普段から自分の病気や体調について相談する習慣を付けておくと、無駄な医療費の支払いを減らすことができます。大病院を受診する必要があるときは、かかりつけ医に紹介状を書いてもらいましょう。特定の大病院を紹介状無しでいきなり受診すると、7000円以上の特別料金を支払わなければならないこともあります。医師の処方箋を薬局に持っていくときは「お薬手帳」を持参すると、薬局に支払う手数料が安く済むことが多くなります。最近はスマホ用の「お薬手帳アプリ」もあります。

もう一つ、医療費の負担を減らす方法が、確定申告で医療費控除を利用することです。通常の医療費控除のほか、市販の医薬品の一部を対象に、少ない支払額でも控除を利用できる「セルフメディケーション税制」という仕組みもあります。どちらも、家族の支払い分を合算することも可能です。番組ではこうした「誰でもできる医療費の節約術」を多数紹介しました。

番組後半の人気コーナー「American Money Life」では、「日米パソコンの歴史」について語り合いました。アメリカ生活が長いREINAさんは小学生のころから自宅にあったパソコンを触り始め、学校でもパソコンに関する授業があったそうです。日本と比べてアメリカの一般家庭にパソコンが早くから普及したのは、アメリカ人はみな確定申告をする必要があり、パソコンを使うと便利だったから、という説もあります。宮田が「中学生のころはパソコンのデータをカセットテープに保存していた」と昔話を披露すると、REINAさんは「フロッピーディスクなら知っていますけど、カセットテープですか!」と驚いた様子でした。